千恵の眼

自分の人生の中で勇気づけられた言葉や日々の思いなどを綴っていきたい。

音読と気功の時間を生活の中で楽しむ

 最近、新聞を読む時や読書をするときなどに音読を心がけている。普段、何かをする時には意識せずに、黙読になっているので。

 黙読だとどうも情景が浮かんでこないし、何か身につかない気がする。

そこで、本棚から「金子みすゞ童謡集(ハルキ文庫)」や「教科書でおぼえた名詩(文春文庫)」を取り出し、音読してみた。
最初に音読したのは、島崎藤村の「小諸なる古城のほとり」高校の国語で暗記させられた詩。今でも諳んじることができる。

小諸なる古城のほとり
雲白く遊子(ユウシ)悲しむ
緑為す繁縷ハコベ)は萌(モ)えず
若草もしくによしなし・・・・・・・・・・・・(略)

高校当時の懐かしい思い出と、詩の情景が浮かぶ。

「教科書でおぼえた名詩」の巻頭には、島崎藤村の次のような言葉がある。

ーすぐれた人の書いた文章は、それを黙読翫(がん)味するばかりでなく、ときには心ゆくばかり声をげて読んでみたい。
  われわれはあまりに黙読になれすぎた。文章を音読することは、愛なくてはかなわぬことだ。ー

 自分は、日常の中で文章を(文章だけでなく、日常生活も含めてかもしれないが)速く読もうとしてきた。ゆっくりでいいんだ。のんびりでいいんだと自分に、今、言い聞かせている。

音読の効果
音読の効果には、次のようなものがあると言われている。

①音読をすることで、気持ちが落ち着く、落ち着かせるセロトニン神経伝達物質)が多く分泌される。
➁ストレス解消。声を出すことでストレスホルモンが少なくなり、内臓の働きも活性化される。
③視覚と聴覚の両方を同時に使うことで脳が活性化される。

なるべく、音読の機会を増やしていこうと思う。気になる新聞の記事でもよいから。

音読で復活した元女子アナの寺田理恵子さん

 寺田理恵子さんはフジテレビ時代に「オレたちひょうきん族・1980年代」などのバラエティー番組に出演し、人気を博していました。

 その後、フリーになり、2000年からは仕事を離れ専業主婦として生活していましたが、父の死、母の認知症に夫の急逝が重なり、心身ともにボロボロに。

アナウンサーから14年もブランクがあったが、ラジオ番組の出演の機会を得てから、毎日「音読」トレーニングを始め見事に心身とも復活。そうした体験をもとに、今では、朗読教室を主宰。

「毎日音読」で人生を変える 寺田理恵子 さくら舎

 
 毎日、気功をしている。散歩のときなども。気功は生活の一部にもなっている。