千恵の眼

自分の人生の中で勇気づけられた言葉や日々の思いなどを綴っていきたい。

「人生二度なし」これ人生における最大最深の真理なり 森信三

 最近、本を読む時間がすっかり減ってしまったが、ちょっと書棚の中を見たら現役時代に何度も繰り返して読んだ本があり、そこに、森信三(教育者・哲学者)の名言が書かれていた。公務員生活の中で教育行政に係わってきた期間が長かったので、教育に関する言葉は印象深く残っている。
 森信三の名言。

 教育とは、流れる水に文字を書くようなはかない仕事
「教育とは、流れる水に文字を書くようなはかない仕事なのです。しかし、それをあたかも厳壁にノミで刻みつけるほどの真剣さで取り組まなければならないのです。」

「真の教育は、何よりも先ず教師自身が、自らの心願を立てることから始まる」
「人間の修養は一つずつである。その時その時、自分の為すべきことを正確に行うことである。」 

「一眼は遠く歴史の彼方に、しかしもう一眼は足下の実践に」 

「人間は一生の間に会うべき人に必ず会わされる。それも一瞬早すぎもせず、遅すぎもしないときに」

 これらの言葉の数々は自分が公務員という仕事をしていくうえでの大きな心の支えとなってきた。
 私の父は、教育現場(学校)だけが教育の場ではないと言っていた。今、ふっと脳裏によみがえってきた。何か懐かしい思い出の時間となった。

引用書籍 
安岡正篤人生を拓く 神渡良平 講談社α新書  森信三 一日一語 致知出版社