千恵の眼

自分の人生の中で勇気づけられた言葉や日々の思いなどを綴っていきたい。

ウイルスに負けない体力づくりーウイルスと免疫

書棚の中から「免疫力」に関する本を探してみた。「安保徹新潟大学教授)と石原結實(イシハラクリニック院長)」の対談「体を温め免疫力を高めれば病気は治る!(別冊宝島)」があったので、その中から、ウイルスに対抗していくためのヒントを書き出してみたい。

免疫力=自然治癒力が高まればすべての病気は自然に治る
人はなぜ、病気になるのか。
 安保先生は「働きすぎで無理を重ねる」「薬の長期使用」「心の悩み」など、心と体にストレスがかかることで、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れ、交感神経が緊張し体内システムに様々な障害が起きて、免疫力が低下し病気になる。
・交感神経が緊張することによる体内システムの障害
①顆粒球の増加(活性作用による組織破壊)②リンパ球の減少(ウイルスと闘えない)③血流障害(血管が収縮し、血流が悪くなる)④排泄・分泌能の低下(リンパ球がウイルスと闘えない)
 石原先生は「体温の低下と血液の汚れが病気を呼ぶ」として、
①体の冷え(体が1度下がると免疫力が30%ダウンする。②運動不足③薬の飲みすぎ④ストレス⑤肉・卵・乳製品の食べ過ぎを挙げている。
 そして、血液が汚れて血流が悪くなり、体が冷えて免疫力が落ち、あらゆる病気を引き起こすとしている。

 それでは、免疫力を上げるにはどうするか。安保先生は、病気を根底から治し、体調を改善するには、心と体の緊張をとき自律神経のバランスを整えて、本来備わっている免疫力を高めることが大事だと。そして6つの方法を紹介している。
免疫力を高める6つの方法
①生活パターンを見直す(ストレスに気づき、仕事も家事も頑張りすぎない)
②薬に頼りすぎない。③運動する。④食生活を見直す(玄米や豆類、小魚、発酵食品など和食中心のメニューをとる)⑤深呼吸する(鼻から吸って、口からゆっくり吐き切る)。⑥ゆっくり入浴。

 石原先生は、体温を上げれば、血流がよくなり副交感神経が優位になってリンパ球が増え、免疫力が高まるとし、次の4つの方法を紹介している。
体温を上げ、血液をきれいにする4つの方法
①体温が上がり、血行が良くなる「陽性食品(梅干し、卵、醤油、魚介類、根菜類、玉ねぎ、ショウガ、チーズなど)」を食べる。②朝食をニンジンジュースにする。③粗塩風呂④ウオーキング

お二人の先生が言われているこれらの事から、現在の自分たちの生活状況を考えて、ふさわしい方法を選択実行し、ウイルスに負けない体力づくりを進めていきたい。