千恵の眼

自分の人生の中で勇気づけられた言葉や日々の思いなどを綴っていきたい。

私の健康法ー呼吸で免疫力をあげる。

 今日5日は、東京都での新型コロナウイルス感染者143人。都内での感染者は累計で1034人となり1000人の大台を超えた。身近に迫るウイルスの脅威を非常に不安に感じる。昨日は、亀田病院に行ってきた。コロナウイルスの影響によるものなのか知らないが人の姿も少なく感じた。
 妻の診療が終わるまで、海岸を散歩した。海では多くのサーフアーの姿があったが、ふと、防砂林の松を見ると多くの松ぼっくり(松かさ)がついていた。久しぶりにこんなについている松ぼっくりを身近に見た。コロナ騒動で日常生活の中の小さな気づきも見逃しているんだなと思いながら散歩した。
 歩くときは、少し呼吸を意識しながら歩いている。鼻から息を吸い、口から吐くがそのテンポは1、2で息を吸いながら、次に1,2,3で口からゆっくり吐くようにしている。吸う息よりも吐く息が長くなるようにしている。
ゆっくり吸って吐くことにより、自律神経を整えていく。
 鹿野山の禅研修所で日曜座禅を以前、数度となく行ったことがある。心身が疲れた時やちょっと休みたいときは、座禅をすると少し心身が休まるような気がする。禅の呼吸は、丹田呼吸でへその下、約10㎝の下腹部に意識を集中させて横隔膜を大きく動かす腹式呼吸で吸ったり吐いたりを深くゆっくり繰り返すことで呼吸を整えるやり方。
 私は日常生活で緊張する場面などでは、この禅の呼吸法を変形したやり方を行っている。息を吸うときは「鼻から3秒程度かけてゆっくり大きく吸い、口から6秒程度かけて、おなかをへこませながら口からゆっくりと吐いていく」ソファーで休憩しているときや寝る前などの日常生活の中でも取り入れている。
 ゆっくりと長い呼吸法は、自律神経のバランスを整え、体内の血流を良くし、生命のエネルギー、自然治癒力をアップさせると言われている。体全体のエネルギーをアップさせ免疫力を向上させるものと思われる。
 毎日が新型コロナウイルスのニュースで気が滅入ることも多いが、新鮮な空気を体一杯にゆっくり取り入れ、より良い場面をイメージしながら呼吸法を今後も続けていきたい。
 星野富弘星野富弘全詩集2」
「白い息よ おまえに 逢える 冬の朝は ひと息ごとに 蒸気機関車のような力が湧いてくる さあ 古い悩みなんか 吐き出し 新しい困難を 思い切り燃やし 今日という原野を走ろう」


打越暁「呼吸を変えれば元気で長生き」洋泉社
はじめての禅 学研パブリッシング