上を向いて歩こう。そして祈りとともに、関係者に心からの感謝を!!
宮本亞門さん率いる「上を向いてプロジェクト」
演出家宮本亞門氏がSNS上で呼びかけたプロジェクト「上を向いて歩こう~SING FOR HOPE」の動画がYouTubeで公開された。
「新型コロナウイルスの影響で孤独と不安を抱えている方へ一緒に歌いかけましょう」と呼びかけて始まったプロジェクトには、数多くの著名人も賛同し、メッセージが寄せられた。また、一般公募を含めた約600人が同曲を歌ったり、メッセージを寄せている。
宮本氏は「こんな時、歌やダンスはどうか」という声もあります。僕はそう思いません。こんな時だからこそ、人類が生み出した根源的表現の歌やダンスが、お互いを励まし、勇気づけるからです!」とコメントしている。(日刊スポーツより)
坂本九さんの「上を向いて歩こう」は、1961年にリリースされ、高度経済成長期にあった当時、日本人の心に響き、大ヒット曲になった。その人気は海外でも「SUKIYAKI」と題名を変えて、ヒットチャートで1位になった。
「上を向いて歩こう」 作詞 永六輔 作曲 中村八大
上を向いて歩こう 涙がこぼれないように
思い出す 春の日 一人ぼっちの夜
上を向いて歩こう にじんだ星をかぞえて
思い出す 夏の日 一人ぼっちの夜
幸せは雲の上に 幸せは空の上に
上を向いて歩こう 涙がこぼれないように
思い出す 秋の日 一人ぼっちの夜
悲しみは 星のかげに 悲しみは月のかげに
上を向いて歩こう 涙がこぼれないように
泣きながら歩く 一人ぼっちの夜
一人ぼっちの夜
宮本亞門さん率いる「上を向いてプロジェクト」は、新型コロナウイルスと闘っている方、医療従事者の方、生活を支えるために働いてくださる方、また、部屋で不安を抱え、未来を案じている皆さんに、少しでも感じていただきたく発足したそうです。
中村力丸さんからのメッセージ
この歌の作曲家である中村八大さんのご長男である中村力丸さんからは、このプロジェクトに次の言葉が贈られています。
悲しみは突然に襲ってくる。
かけがえのない日常が失われ
孤独で眠れない夜がやってくる
自分が無力に思える
誰もが「一人ぼっちの夜」を迎える。
誰もが「一人ぼっちの夜」を過ごす。
けれど「一人ぼっちの夜」の悲しみを知る者は、
他者の悲しみを理解できる。
「一人ぼっちの夜」の悲しみを知る者こそが、
他者の共感を育むことができる。
誰かの幸せを願って歩き出す。
この曲の向こうに希望が見えてくる。
希望は幸福を招き
平和を実現することができる。 中村力丸
中村力丸さんからは、不安の中でも明日に希望をもって、上を向いて歩いていこうというメッセージだと思う。
祈りとともに、関係者に心から感謝をしたい。
いつもあると思っていた日常生活がいとも簡単に壊れてしまっている。普通に生活ができていたのは、当たり前ではなく、多くの人たちがそれぞれの持ち場で、それを支えているから。
当たり前だと思っていた日常生活を支えてくれている関係者に心から感謝し、一刻も早く新型コロナウイルス感染被害がなくなるように、神仏に祈りを続けていきたい。
明日に向かって、希望を持ち、上を向いて歩いていきたい。