千恵の眼

自分の人生の中で勇気づけられた言葉や日々の思いなどを綴っていきたい。

見えない、聞こえない、話せないという3重苦の中のヘレンケラーの生き方

ある日突然、病に侵され、目が見えず音も聞こえない漆黒の闇の世界になってしまった幼少期のヘレンケラー。まだ、2歳の時であった。
しかし、彼女は、グラハム・ベル博士(電話を発明した人物)や家庭教師のアン・サリヴァンという人たちとの素晴らしい出会いがあり、数々の苦難を乗り越えていく。
そんなヘレンは社会の底辺で苦しんでいる人のために、様々な場面で活躍し、貧困や差別、病気や障害に苦しむ人たちを救済し、生涯教育や福祉の発展に尽力した。
広島、長崎など、日本の地を3回も訪れている。ヘレンは次のように言っている。

「私はどんな状態であれ、自分がいる状態に満足することを学びました。時には孤立感が、まるで冷たい霧のように私を包み込んで、あたかも自分が人生の閉じられた扉の前にただ一人、取り残されたように感じることがあるのは事実です。」

「扉の向こうには、光や音楽や温かい交わりがあるのに、この私は入れないのです。沈黙は私の魂の上に大きくのしかかります。
でも、そのときに希望が微笑みながらやって来て*自分を忘れなさい。自分を忘れることの中に喜びがあるのよ*とささやいてくれるのです。」

「だから、私は他の人の目の中の光を、私の太陽とするのです。他の人の耳に聞こえる音楽を、私の交響曲とするのです。他の人の唇に浮かぶ微笑みを、私の幸福とするのです。」

マイナスや逆境だと思ったことは実はそうではなく、受け取り方次第でプラスにもなっていく。要は物の受け取り方次第なのだと。

一切なりゆき樹木希林のことばー(文春新書)
前回のブログに樹木希林さんの珠玉の言葉を書いたが、続けてみたい。

人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前(「こんなはずじゃなかった」それでこそ人生です。2016年6月)

「人生なんて自分の思い描いたとおりにならなくて当たり前。私自身は、人生を嘆いたり、幸せについて大げさに考えることもないんです。いつも、人生上出来だわ。と思っていて、物事がうまくいかないときは、自分が未熟だったのよ。でおしまい」

「こんなはずでは・・・・というのは、自分が目指していたもの、思い描いていた幸せとは違うから生まれる感情ですよね。でも、その目標が、自分が本当に望んでいるものなのか。他の人の価値観だったり、誰かの人生と比べてただうらやんでいるだけなのではないか。一度、自分を見つめ直してみるといいかもしれません」

「お金や地位や名声もなくて、傍からは地味でつまらない人生に見えたとしても、本人が本当に好きなことができていて、ああ、幸せだなあ。と思っていれば、その人の人生はキラキラ輝いていますよ。」