千恵の眼

自分の人生の中で勇気づけられた言葉や日々の思いなどを綴っていきたい。

病気は「治す」ものではなく「学ぶ」ものです。

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 タイトルの言葉は、私がガンになってから学んだ中で大きな影響を受けた自然療法家の東条百合子先生の言葉である。
 

5月28日の診察結果で、ガンの腫瘍マーカーは低下。
 昨年の6月24日の人間ドックで前立腺がんの疑いがあると指摘されたときのPSA値は、5.390(腫瘍マーカー→ガンの進行とともに増加する生体内の物質。基準値は4以下)が5月28日には0.037となった。

 昨年の10月からホルモン療法を行っていたが、自ら12月からのビカルタミド錠の服用を中止した。また、本年2月には皮下注射のゾラデックスも中断させてもらった。
 現在は、玄米菜食を中心とした自然療法などを行っている。

 ガンは安定している状態。3か月後に再度、血液検査をすることとなった。ガンが完治したということではないと思うので、当分の間は現在の生活習慣を続けていく。

ガン死亡者数は年間37万人。2人に一人がガンになる時代
 2018年の死亡原因の第一位はガン。1981年の死亡原因トップから30年間も続いている。コロナでの死亡者数は、昨日まで国内では1万3385人。コロナも大きな脅威であるが、ガンも非常に大きな脅威である。
 以前、読んだ本(「医者に頼らなくてもガンは消える。内海 聡先生」)によれば、100年前の日本では40人に一人がガンであったものが、現在は2人に一人がガンになる時代になっているとのこと。誰もが、ガンを日常生活の中で考えていかなければならない時代になってしまった。


ガンは究極の慢性病。慢性病に対する現代医療では、ガンの完治は困難。
 現代医学のガン治療は、大きく進歩しているが、ガンの死亡者を減少させることはできていない。なぜなのか?医師も増えている。医療技術も進歩している。新薬も開発されているのに。なぜなのか。

 私は、ガンは究極の慢性病であると考えている。結局、対症療法の現代医学は、慢性病であるガン治療に大きな成果を挙げていない。対症療法では、限界があるということなのではないだろうか。

 ガンに対する治療方法は標準医療として「手術療法」「放射線療法」「化学療法」の3つであり、これらの治療法が効果があるエビデンスとして示され、それ以外の療法は多くの病院では、根拠がないとして採用されない。

 ガンが発症する原因は何か。ガンは生活習慣病とされているが、病院ではその症状に対して治療する「対症療法」しか行われない。

 私の場合もそうだった。食生活がどうなっていたのかなどの生活習慣やストレスの原因は何だったのかなどの生活習慣全般を医師から、まったく聞かれることはなかった。

 そして、医師からは「てばてば、治療法を決めましょう。手術か。放射線かどちらかを選んで下さい」それだけだった。医師不信。現代医療不信。

 私は、放射線療法を選択した。ホルモン療法により、PSA値が一定以下になったら、放射線療法が始まると言われたので3か月程度は、時間が稼げると思った。その間、食事療法をしてガン体質からの脱却を図っていけば良いと考えた。

 慢性病を克服するには、ガンになった原因を考え、その原因を解決させていくしかないと思った。それは、今まで行ってきた生活習慣と反対のことをすれば良いのではと考えた。それがガン体質を転換する最良の方法ではないか。

 そのために何をどのようにしていくのかを考え、少しづつ実行してきた。どのような取り組みをしてきたのか。どのような本を読んだのかなど詳細については、今後、書いていきたい。

 著名人のガン治療
 最近、三遊亭円楽さんのガン治療の記事が載っていた。円楽さんの父親は58歳で肺がんで死亡。お兄さんは68歳ですい臓がんで死亡。自身は2018年に肺がん。2019年に脳とリンパ節への転移。現在も免疫療法薬を続けているとの事。
 円楽さんの場合は、現代医療を信頼して、治療を続けている。私から見ると、悪いところが出てきたら現代医療で治療するという選択で、いわば、「モグラたたき」のように見える。ガン体質を抜本的に変えていくという選択肢ではないと思う。

 一方、「医者に頼らず、がんと生きる」の著書もある落語家の柳家三壽さん(昨年、死去)は、62歳で前立腺がんの宣告を受けたが、標準治療を受けず、自分流の玄米菜食により、ガンの進行を防ぎ、11年間も高座に上がり続けていた。

 ガン宣告を受ける前は、暴飲暴食、たばこは一日30本も喫煙していたが、宣告後は「生き方を変えよう」と決意し、禁酒禁煙。そして、マクロビオテイック(穀物と野菜を基本とする食事法)を実践。マクロビオテイックの実践の仕方などは、専門家から指導を受けたようだ。それとともに、「がんと生きる5か条(玄米はよく噛む、身体を温めるなど)」を自らに課し、ガン体質の改善に成功したようだ。
 

 ガンになった時、現代医学の治療を受けるのか、自然療法などの他の療法を選択するのか人それぞれの考え方がある。どのように選択するのが良いのかは、わからない。
 自分は自然療法・マクロビオテイックなどの療法を選択した。この先、ガンがどのようになるかはわからない。でも、どのような結果になろうとも選択結果については、後悔しない。

  次回は、自分がこの療法など選択する際に、参考とした本などを紹介したい。