千恵の眼

自分の人生の中で勇気づけられた言葉や日々の思いなどを綴っていきたい。

想念(強い思いとイメージの力)と言霊(言葉の力)と正しい呼吸法(体全体の細胞活性化)により大いなる存在(宇宙無限力)の力を授かることができる。

最近、塩谷信男医学博士が提唱した健康呼吸法である「正心調息法」を実践している。
塩谷先生は東大医学部を卒業された元内科医。自らが創り上げた「正心調息法」について、この方法を後世に伝えていこうと、91歳から著作、普及活動を開始。

この呼吸法の有効性を証明するため100歳まで生きてみせると断言しそれを実現。106歳を目前に控えてご逝去された。著作も多数あるが、私は以前、著作の「自在力」を読んだことがあり、呼吸法の関係本を読む中で再読し、この呼吸法を続けていこうと実践し始めた。
 以下、「自在力」の中から概略・記述してみたい。

心身の健康を自在にかなえる呼吸法
 この呼吸法の最大の特徴は腹式呼吸法(調息)と正しい心の使い方(正心)の二つの面からなっている。
腹式呼吸により酸素を体の深奥まで取り入れる。
②日々を明るく、前向きに生きるため正しい心の使い方をする。
③自分の願望について「必ずそうなる」「かくあるべし」と強く想念し、成功のイメージを抱く。
こうした要素を組み合わせることによって心身の健康を実現させるとともに、人生の諸事や心の願望も自在にこなすことのできるノウハウ。

 この正心調息法の具体的な実践方法は、ネットで「塩谷信男医学博士の正心調息法」と検索すれば、「正心調息法WEB講座」が掲載されているので、実践してみるとよいと思う。

 私が再読した「自在力」には、正心調息法を実践したことにより、様々な病気が治癒したことや健康(病気)以外にも人生における大事なものや求めていたものがこの正心調息法で実現した例が記述されている。

 信じるか信じないかは、それぞれのご本人によるものですが、私は現在の科学では、証明されず、滑稽だと思われることでも、正心調息法を信じて多くの方が大事なものや求めていたことが実現したということは、そこに何かがあると信じている。

 まさに「その何か」は分からないが、塩谷先生は、求めていれば必ず実現すると書かれている。私はこの言葉を強く信じている。

 因果律の大きなサイクルに沿って生き、今この瞬間を精一杯に生きること。
塩谷先生は以下のように言っています。
 過去は現在の原因であり、現在の結果が未来の因となっていく。この因果律の無限のサイクルの中に、私たち人間を含めた森羅万象は存在しているのです。


 すなわち、大きな因果律のバイオリズムの中にすべてがあると考えれば、幸も不幸も必然として受け止められるようになり、前向きな心も感謝の念も自然にわいてくるようになる。

 日々、良い因をつくるように努めることはよい果を生むことに通じる。それを知って生きれば自然にプラス思考を手に入れることができる。

 不幸も幸の因、今日の苦は明日の楽のためにある。そういうように宇宙の法則ができているのだから、何事も必然ととらえて平静に、落ち着いた心で毎日を送ることが可能になります。

 目先の幸不幸に一喜一憂することなく、出来るだけゆったりと生きることです。過去にいたずらにこだわることなく、いまこの瞬間を精一杯に生きることが大事です。また、因果律や宇宙の理を知ることによって、それが可能にもなります。

 現在ただいまにすべてがある。そう思えば、理由を探ることなく、結果を気にすることなく、そのいまに全力を注いで余念のない態度が手に入ります。その場そのときの心がすぐさま実現できるようになるのです。

すべて今という瞬間しかない。あるいは、今という一点に過去、現在、未来のすべてが含まれているのです。と。

座禅と正心調息法には、多くの共通点がある。
 以前、鹿野山の禅青少年研修所や佐原の臨済宗妙心寺で座禅の経験をしたことがある。座禅とこの正心調息法には多くの共通点があるように感じている。

 座禅の基本は「調身」「調息」「調心」であり、姿勢を調え、呼吸を調えるとやがて心も調う。これが「座禅」と言われています。そして、禅の心は、今、目の前にあることをしっかりやる。取り組むこと。毎日を大切に生きること。と。

 また、呼吸は「丹田呼吸法」おへその下10㎝程度のところにあるツボ「丹田」を意識しながらゆっくりと時間をかけて呼吸していく。

 現役のころ、仕事の事などで迷った時や心身が疲れた時など、自宅でも座禅をしたが、最近はすっかり遠ざかっていた。しかし禅に代わるものとしてこの正心調息法をあるきっかけで始めた。
 この方法を実践することにより、日々を充実した日にしたいと思っている。